Pocket

どうも、じゃじゃまるです。

前回の闘病記は転院先の病院を決めた理由についての内容でした。今回は転院先病院での検査内容となります。

※この闘病記は、2016年10月にバッドキアリ症候群を告知されてから現在に至るまでを振り返って綴っています。

検査の嵐

2018年6月末、ついに転院先の病院に入院となりました。入院直後はまさに検査に次ぐ検査。

  • 血液
  • レントゲン
  • 腹部超音波
  • 造影CT
  • MRI
  • 上部消化管内視鏡
  • 大腸内視鏡
  • 腹部血管造影

検査を並べてあらためて見てみましたが、まぁいろいろ検査してますね。この中でも緊張したのは、上部消化管内視鏡(胃カメラ)、大腸内視鏡(大腸カメラ)、腹部血管造影でした。

上部消化管内視鏡

いわゆる胃カメラというやつです。今まで3回検査していますが、全て口からの検査でした。

1回目はバッドキアリ症候群と告知されたとき、「胃の状態を見てみましょう。」と主治医に軽く言われたので、「お、そうですね。やっちゃいましょう。」と気軽に検査したのですが、後悔の嵐。オエオエ。こんなにも吐きそうになるとは…と、とにかく苦しいの一言でした。

2回目は、食道静脈瘤破裂により吐血した際、緊急で検査。どうか鎮静剤を!と言いたかったが、主治医以外にもたくさんの医者・看護師の方に囲まれ、そんなの言える状況ではない。もちろんオエオエ。

3回目は、食道静脈瘤破裂の時の入院中の検査で、胃と食道の状態を確認するため。どうにか寝た状態で検査できないだろうか、と主治医に懇願したものの、副作用が万が一でも起こる可能性があるため基本的には意識がある状態で検査するのが通常、とのことで却下。そんな殺生な、と思いをお伝えすると、軽く鎮静剤を使えるように。シメシメと、してやったり顔で満足して検査しましたが、結果的にオエ…略

いい思い出がない胃カメラだったので、今回の検査こそはどうにか寝た状態で検査できないだろうかと企てまして、消化器内科の当時の担当医(病院の事情もあり担当医はちょこちょこ変わります。)にゴネてみたところ、なんとOKとのこと。意気揚々と4回目の検査を受け、無事に終えたのでした。

ただ、肝心の結果ですが、胃と食道にできた静脈瘤はひどい状態。胃カメラの画像を見させてもらいましたが、いつ破裂してもおかしくない静脈瘤があちこちにあり、あぁこれはやべぇやつだわ、と正直ひくレベルでした。きちんと検査しないとやはり正確な状態はわからないものですね。

大腸内視鏡

大腸内視鏡は初めての体験でした。事前にネットで大腸内視鏡の体験談を調べたりしましたが、下剤に抵抗がある方がけっこういるとの情報をゲット。

事前準備に使う下剤は病院によって異なるようで、この病院では、錠剤1錠とマグコロールが使われる。マグコロールは、とにかくすっぱい、という感想が多く賛否が分かれるみたいですが、実際に飲んでみると私の場合はとてもおいしく飲めました。

大腸内視鏡も鎮静剤が使えるとのことで、もちろんビビりな私は使うと即答し、検査を受けました。検査中はほぼ意識はないものの、お腹の中にうごめく何かを感じながら幸せな夢を見ていました。



可愛らしい痔が見つかりました。

腹部血管造影

私が最も緊張し、そして最も恐れた検査。ものすごく簡単な説明になりますが、腹部血管造影検査は、カテーテルという細い管を動脈(私の場合は右足の鼠径部でした)に挿入し、造影剤を使用しながらX線撮影を繰り返す検査で、腫瘍の有無、数、性質、血管の走行等を診断できます。検査中に肝腫瘍が見つかり治療対象と判断されれば、その場で治療することもできるそうです。

最も恐れた検査と思ったのは、検査説明の資料を読んでいたとき、書かれていた一文に恐れを抱いたためです。

<検査前の準備>
      ・
      ・
 □ガウンに着替えます
 □足の甲の脈が触れる部分に印をつけ、弾性ストッキングを履きます
 □尿管を入れます
      ・
      ・

…とても読み飛ばせませんでした。何度も見直しました。

検尿を出します。

だよね?!
「検尿を出します」っていう日本語も文法的に合っているかわからないけど、合っているとしても検査直前に検尿を出す意味も分からないけど、印をつけるよりもストッキングを履くよりも前に検尿出せよとも思うけど、トップ画像でなぜ検尿をとる画像を選んでしまったかも分からないけど、「検尿を出します」の見間違いだよね、と。

何度も見直したんです。

<検査前の準備>
      ・
      ・
 □ガウンに着替えます
 □足の甲の脈が触れる部分に印をつけ、弾性ストッキングを履きます
 □尿管をいれます
      ・
      ・

そう、あれはいつの頃だったか。前病院での入院時だったか。検査内容について、事前にネットで情報を探していたとき、ふと目に入ったもの。

<検査の中で今までで一番痛かったこと>
 ・尿管を入れること

ふーん、と。まぁこの検査はやらないから大丈夫だな、と。

あの時の自分に言い聞かせたい。

やるよ。

「□尿管を入れます」という紙に書かれた無機質な言葉を受け入れるしかないじゃじゃまるでした。

入れた感想ですか?

痛かったよ。

検査結果ですが、特に治療することもなく終了しました。検査自体も痛いものではありませんでした。

※ちなみに尿管を入れなければならない理由ですが、検査前、検査中、検査後に正確な尿量の測定が必要になるため、とのことです。検査によって異常が発生していないかどうかの判断に必要ということでしょうかね。

検査を終えて

一通りの検査を終えて、やはり静脈瘤の状態が悪いとのことで、しばらく入院を続けることになりました。それでも当初は2・3週間程度の入院でいったん退院し、もし移植する場合は再度入院かなと勝手に思っていました。

まぁ、結果的には移植するまで退院することもなく、約半年ほど入院生活は続くんですけどね。その時は知る由もなかったです。

続きは、また次回。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です