季節の変わり目ですね。昔から必ず風邪を引く時期でもあり、移植後なんでなおさらマズイでしょと思っていたんですけど、意外に無事。が、油断せずに気を付けよう。皆さんもお気を付けくださいね。
どうも、じゃじゃまるです。
今回は闘病記です。前回は治療方針を確定した内容をお伝えしました。今回は移植についての内容になります。
※この闘病記は、2016年10月にバッドキアリ症候群を告知されてから現在に至るまでを振り返って綴っています。
移植の方法
2018年8月末頃、移植に関して話を聞くことになりました。肝臓の移植としては2つあり、生体肝移植と脳死肝移植が挙げられます。
生体肝移植
生体肝移植は、ドナー(臓器提供者)となる人の肝臓の一部をレシピエント(移植患者)に移す方法です。
ドナーになれる人はいくつかの条件を満たしている必要があります。条件の細かい内容は移植手術を行う病院によって多少異なるようですが、私が受ける病院では、
- 自発的に肝臓を提供する意志があること
- 提供者は6親等以内の血族、3親等以内の姻族であること
- 健康な成人であり、悪性疾患や感染症にかかってないこと
- 摘出する肝臓の大きさが十分であること
を満たしている必要がありました。
生体肝移植は生きている方からの臓器提供となるため、まず優先されることはドナーの命です。そのため、ドナーとなる条件は厳しいものとなっています。
脳死肝移植
脳死肝移植は、脳死と判断されたドナー(臓器提供者)から肝臓のすべてをレシピエント(移植患者)に移す方法です。
レシピエントが移植を受けるためには、日本臓器移植ネットワークへ登録する必要があります。
また、脳死ドナーから肝臓提供を受ける場合、さまざまな条件(※)に合致するレシピエントが選定されます。
※適合条件、病気の重症度、体格、年齢、待機時間など
日本では脳死肝移植よりも生体肝移植の術件数の方がはるかに多く、脳死肝移植に関しては多くのレシピエントが提供可能な臓器を待っているのが現状です。
生体肝移植のドナー検査へ
私の場合は、両親が生体肝移植のドナー候補として声を挙げてくれました。今後、両親がドナーとして問題ないか検査を受けることになります。
検査は一人ずつ行われるのですが、検査結果に異常が発見され、その内容が移植手術に影響するものである場合、その時点でドナー候補から外れることになります。
仮に両親ともにドナーになれない場合は、脳死肝移植、または、その他の治療(TIPS、脾臓摘出(参照 【闘病記】 ショッキングな出来事と治療方針の確定))に移る流れになりました。
ドナーの検査次第で今後の治療が変わっていくため、この時期はドナー検査の結果を待つ状態が続きました。
続きはまた次回に。