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パジャマを探して家を捜索していたが、すでにパジャマを着ていたことに気付かなかったじゃじゃまるです。

今回はバッドキアリ症候群を知ったきっかけについて綴ろうと思います。

会社の健康診断にて

2016年9月頃、例年行われる会社の健康診断を受けました。当日は特に身体の不調もなく、いつも通り視力が悪いぐらいかな、と大して気にもとめていませんでした。

約1か月後、検査結果が返ってきました。結果を見て…


「よし、視力悪し!いつも通り。要精密検査もいつも通りやね!…ん、要精密検査?!え、γ-GTPが200超えてるじゃんか!ってか、γ-GTPってなに??」


という感じで、そもそもγ-GTPが何なのかすら知りませんでした。とりあえず、ググる。

γ-GTP:
 主に肝臓や腎臓に含まれる酵素。
 肝・心疾患、悪性腫瘍、アルコール摂取による肝障害等で高値を示す場合がある。

ふーん。というか、心当たりがまったくない…。
お酒はたくさん飲むほうではないし(飲んでも1日にビール350mlを1缶程度)、太っているわけでもないから脂肪肝でもないだろうし。いったい何故…

肝臓専門のクリニックへ

要精密検査はさすがにやばいよね…
ということで、肝臓専門のクリニックを探してすぐさま受診。

問診票を書き、しばし待つ。順番になり診察室へ入った…あら、けっこうなおじいさん先生ですね。

とりあえず血液検査しましょう、とのことで、血液を採取後に再度診断。そして結果は、やはりγ-GTPだけ200を超える高値。その他の肝機能(AST、ALT)は基準値内。先生から、

「前日にお酒をかなりの量飲んでいないですか??」

と怪しまれる。
問診票にも書いたでしょー、まったく飲んでないんですよこんちくしょーと心に思いながらも、

「いや、飲んでません。」

くい気味に即答。血液検査だけでは原因はわからず、次回肝臓周りのエコーを実施することになった。

肝臓クリニック受診の結果

2回目の受診では、血液検査とエコー。血液検査ではやはりγ-GTPだけ高値。はいはい、そうですよね。わかってますよ。

エコーにて肝臓周りを検査。先生曰く、異常は確認できないとのこと。おいおい、本当に何かわからないパターンですか、と思った矢先、先生から、

「うーん…肝生検しますか?」

…肝生検?!なんか大事になっている!そして聞いただけでも痛そうな検査だ!拒否反応が心と顔に現れた瞬間、

「肝生検をここでやるよりは、大きな病院で詳しく調べたほうがいいでしょう。紹介しますね。」

…察したか。やるね、おじいさん先生。肝生検を無事(?)回避した結果、別の病院への紹介となりました。

紹介先の病院での診断

後日、紹介された病院での診断。前クリニックでもやった血液検査とエコーを実施。前クリニックで何も異常が出なかったけど、やっぱり検査はするんだね。

そんなこんなでエコーをやっている最中に事件は起きる。技師の方が肝臓周りの検査を進めている中、ふいに、

「んっ?」

んっ?って言った今。確かに、んっ?って言ったよね。と自問自答していたら、技師の方が部屋から出て行って、別の技師の方を召喚。そして技師の方々は、ああでもない、こうでもないと専門用語で話し出す。前クリニックでは異常なしって言われたよ。普通こんなことあるかね。笑

検査が終了し、結果は主治医からとのことで診察を待つことに。この時間はとても長く感じた。

診断結果

「肝臓のエコーの結果から、恐らくバッドキアリ症候群でしょう。」

…はい?何ですか?バッドヒアリ症候群??ヒアリ?そういえば、最近ヒアリが発生しているとかニュースで見たな。噛まれるとめちゃめちゃ痛いっていうけど、うちの近所では発見したとか聞かないから、さすがに噛まれることはないだろうな。あーよかった。


っていう全く関係ないことを頭で描きながら、現実に戻る。どうやら難病の1つで、簡単に言うと、肝臓の静脈が閉塞することで肝臓の血流が悪くなり、症状が進むと肝硬変に陥る。また、門脈圧亢進症といって、肝臓の静脈が閉塞することで別の血管に血液が流れ、胃・食道の静脈に瘤ができる。その症状が進むことで、静脈瘤破裂による出血が現れる。とのこと。

一気に死の窮地に立たされたような感覚に陥る…

ことはなかった。笑 告知された当時は症状もほぼ発生しておらず、何ら不便なことはなかったため、そうなんだ、くらいの感覚でしかありませんでした。が、ここから長い闘病生活が始まることになりました。

告知を受けて今思うこと

一般的に言われることだと思いますが、健康診断を受けて要精密検査、要経過観察となった方は、早い段階で受診するべきと思います。私自身がそうであったこともありますが、どんな病気が隠れているか本当にわかりません。私は受診して本当によかったと思っていますし、病院に行って大したことなければそれはそれでよいので、手遅れになる前に受診をおすすめします。

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