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いきなりですが、「はたらく細胞」ってご存知でしょうか?人間の体内にある細胞を擬人化した漫画で、体内に侵入してくる菌やウィルスと体の細胞との戦いをコミカルに描いています。菌やウィルスが侵入してきた際に働く体の機能について細かく説明されているので、かなり分かりやすいです。興味がある方は是非見てみてください。

どうも、じゃじゃまるです。

今回は闘病記です。前回は、バッドキアリ症候群の治療方針として、内服による治療を続けるとともに、肝不全兆候(黄疸、肝性脳症、胸腹水、食道静脈瘤破裂による出血など)が発生したら肝移植を検討するという旨を伝えられました。その後はしばらく体調も落ち着いていたのですが、ついに転機が訪れます。

※この闘病記は、2016年10月にバッドキアリ症候群を告知されてから現在に至るまでを振り返って綴っています。

転機

2018年3月下旬、仕事を終え、家路につき、普段通りの生活を送っていました。翌日の準備もし、就寝。

…ふと、目覚めた。3時過ぎか。というか、なんかすげー気持ち悪い。ちょっと横になれば落ち着くかな。

15分、30分…

全然なおんねぇ。

45分、1時間…

ってか吐き気がおさまらん!もう無理!で、トイレに駆け込みました。その途端、嘔吐。出てきたものを見て衝撃。真っ赤な血でした。

そう、食道静脈瘤の破裂による吐血。いわゆる肝不全兆候といわれるものでした。吐血した直後は、あまりの衝撃にいったん思考停止。まぁ普段出ることがないものが出たんで、唖然としますよね。

その後冷静になり、奥さんと母親(当時は実家に帰ってました)に吐血したことを伝え、急きょ病院へ。病院では、EVL(内視鏡的静脈瘤結紮術:静脈瘤を小さな輪ゴムで止めて血流を遮断する)を実施して、出血箇所の止血を行いました。その後、輸血。そして、そのまま入院となりました。

振り返って考えてみると、私の場合は不幸中の幸いだったと思います。深夜に症状を発症したため、すぐに奥さん、母親に伝えることができ、病院へ行くことができました。周りに誰もいない状況で発症した場合のことを考えると、今でもゾッとします。

入院時の生活と考え方の変化

絶飲食が数日間続いた後、徐々に飲食の制限が解除(飲水→全粥→五分粥→常食の流れ)されていきましたが、食道にできた静脈瘤がなくなることはなく、根本的な解決には至りませんでした。

今回の経験により、ひとつ考え方が変わったことがありまして…今までは病状が酷くならないように現状維持を目指す治療が主でしたが、やはり根治を目指すべきと考えるようになりました。さすがに毎度毎度血を吐いてはいられないのでね。

体調が落ち着いたということで、今回の入院は3週間程度で退院することになりましたが、肝移植がぐっと近づく出来事だったと思います。



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One Reply to “【闘病記】 転機の訪れ”

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